妊娠、出産、産後の手続きって何があるの?


妊婦生活が始まると体調不良があったり、お腹が大きくなったり、赤ちゃんのお世話のグッズや生活スペースを準備したり、、色々と忙しいですが、妊娠中、そして産後に様々な手続きをする必要があることを知っていますか??

申請する期限や、書類、提出先もそれぞれ違うので産後のバタバタした時期に調べ始めるととても大変。

時間のある妊娠中に自分に必要な手続き、申請を調べておくと良いでしょう。

例えば手続きにはこのようなものがあります。

「育児休業等取得者申出書」

育児休業等取得者申出書は育児休暇を取得する時に必要な書類です。
こちらを会社に提出すると「育児休業取扱通知書」が交付され、休業期間や産後の労働条件などが書いてあります。

一般的な条件は法で整備されていますが、会社によって独自に書類を設けていることもあるので、早めに確認しておくと良いでしょう。

「高額医療費制度」

高額医療費制度とは健康保険が適用される治療で、1カ月に一定額を超える医療費がかかった場合に超えた部分を健康保険から返還してくれる制度です。

出産は病気ではないので、基本的には医療費は自己負担なのですが、

・つわりでの入院
・切迫早産
・帝王切開

などの場合は保険が適応されます。

これらの治療をした時、1ヶ月間に一定額を超える医療費がかかってしまった場合、高額医療費の制度を利用できます。

健康な妊婦さんでもトラブルが起きて入院してしまうことや、緊急帝王切開になることはあるので、申請の仕方など調べておくと良いでしょう。

「出産育児一時金」

出産育児一時金とは健康保険が効かない妊娠や出産にかかる費用による家計への負担を軽減する事を目的にした制度です。

産後の病院を退院する時の会計時に準備する必要がないようにする直接支払い制度や受取代理制度など、便利な制度もあります。

会社に勤めている方は加入している健康保険組合から、ご主人の扶養に入っている方は会社の加入している健康保険組合から、そして国民健康保険であれば各自治体になります。

「出生届」

出生届は「しゅっせいとどけ」と読んでしまいがちですが正しくは「しゅっしょうとどけ」だそうです。

こちらは赤ちゃんを戸籍に登録する手続きです。
出産日を含めて14日以内(国外での出産の場合は3ヶ月以内)に提出する決まりがあります。
期限を過ぎても受理はしてもらえますが罰金を請求されることもあるそうです。

出生届は婚姻届のような書式なのですが、医師に書いてもらう出生証明書や届出人の印鑑や母子手帳も一緒に提出しなければならないので、里帰り出産をしている家庭の場合、早めに確認しておきたいところですね。

母子手帳は基本的にママが持っているので、遠方の里帰り先の場合、病院から持ってくることを忘れずに。。

「健康保険への加入」

保険証は赤ちゃんが病院にかかる時に必要なものなので健康保険加入の手続きは1ヶ月検診まで、と期限が決まっていますがなるべく早めに手続きをしましょう。

こちらも出生届のコピーや母子手帳が必要になってくるので、何が必要なのかは事前にチェックしておくとスムーズです。

提出先は健康保険の場合は勤務先、国民健康保険の場合は市町村役所、と異なります。

「乳幼児医療制度」

乳幼児医療制度とは赤ちゃんの医療費を助成してもらえる制度です。
市区町村によって所得制限があったり、貰える金額や年齢など差があります。

乳幼児医療証を病院の窓口で見せると、赤ちゃんの医療費が無料になったり、一旦支払って後日医療費が還付されるなど、地方自治体ごとでシステムが異なります。

必要な書類などは自分の住んでいる市区町村の制度を確認しましょう。

少し取り上げただけでもかなりの情報があり、混乱してしまいますね。
働いてるママ、働いてないママでは必要な手続きが違ってくるので、自分にはどれが必要か見極めていくことが大切です。

 

 

【実際に経験してみて】


私は妊娠後に仕事を辞めていて、里帰り出産をしたので、里帰り前に提出が必要な書類をピックアップして、それぞれの手続きに何を準備したらいいのか、いつまでに提出するのか、をまとめてファイルにしておきました。

そして里帰り前にそれを主人に渡しました。

準備していたものの、やはり万全ではなくて、入院中に主人がバタバタと手続きをしていたことを思い出します。

出産は想定外の緊急帝王切開だったので、医療保険の手続きもして、かなり忙しそうでした。
保険会社も早く対応してくれて驚きました。

出生届は術後3日目にベットのリクライニングでなんとか起き上がれる状態になってから主人と2人で書くことにしました。

その時は身体もあまり動かせず、メイクもしていない状態で不本意でしたが(笑)出生届を書いている写真も撮りました。

————————————————————————

やはり赤ちゃんの名前が決まるのってとても大切な儀式のような気がして。

1人の人間の名前が決まる瞬間はとても緊張したことを覚えています。

退院の時もまだ身体は万全じゃなくても、会計に行って大金を支払うのもまた現実的ですね。
明細書をみて、すごい事をしてきたんだな~と改めて実感しました。

保育器代、など細かく書いてありなかなか興味深かったです。

☆まとめ☆

里帰りをしてもしなくても、産後に必要な手続きをまとめたファイルを準備することをおすすめします。

ママだけが分かっていても、産後は赤ちゃんのお世話や身体が痛かったりで、正直手続きまで頭が回らないと思いますので、妊娠中の時間があるうちに早めの準備、パパへの説明をおすすめします。

%d人のブロガーが「いいね」をつけました。