産まれたときに検査した血液型が、大人になると変わっていた……。
そんな話を聞くことがあります。
最近では、出産直後に赤ちゃんの血液型検査をしない病院もあります。
しかし血液型が変わることがあるのでしょうか?
| 1.赤ちゃんの血液型は変わりません。が…… |
| 2.血液型検査はいつするのがいい? |
赤ちゃんの血液型は変わりません。が……
産まれたときから赤ちゃんの血液型が変わることはありません。
ごくまれに骨髄移植などで血液型が変わることがあるものの、一般的ではないようです。
血液型は、赤血球の抗原を検査して調べます。
産まれたばかりの赤ちゃんはまだ抗体が作られていません。
また、お母さんの抗体が反応することもあります。
そのため、血液型検査の反応が弱く出ることがあります。
反応が弱いと違う血液型として判断されてしまうため、「血液型が変わった」ように見えてしまうのです。
血液型検査はいつするのがいい?
赤ちゃんの時期の血液型検査があてにならないなら、いつ頃検査すればいいのでしょうか。
実は「いつ頃から検査すればいいか」は、お医者さんによって意見が分かれています。
早ければ4歳から、遅ければ6歳から血液型検査に使う抗体が安定すると言われています。
こういった理由で、赤ちゃんの血液型検査をしていない産院もあるようです。