【理化学研究所発表】赤ちゃんの泣きやみと寝かしつけの科学

2022年9月14日、理化学研究所が発表した研究成果が話題になっています。

赤ちゃんの泣きやみと寝かしつけの科学
-寝た子を起こさずベッドに下ろすには?-

 1.「赤ちゃんの泣きやみと寝かしつけの科学」とは?
  1-1.輸送反応とは?
 2.赤ちゃんを泣きやませるには?
 3.赤ちゃんの背中にスイッチがある?
 4.起こさずに寝かせるには?
 5.寝付かない場合は?
 6.まとめ
 7.動画
 8.関連商品

「赤ちゃんの泣きやみと寝かしつけの科学」とは?

赤ちゃんの泣きやみと寝かしつけを科学的に研究するという、理化学研究所の脳神経科学研究センター親和性社会行動研究チームの研究です。
2013年、親が赤ちゃんを運ぶとおとなしくなる「輸送反応」がマウスとヒトで発見されました。

輸送反応とは?

哺乳類の親が赤ちゃんを運ぶ際、おとなしくなるという反応です。
親が子を運ぶときに安全にスムーズに運べるよう、親に協力する反応ではないかとされています。

赤ちゃんを泣きやませるには?

赤ちゃんが泣きやまないときは、まず輸送反応を試して赤ちゃんを落ち着かせましょう。
理化学研究所によると、5分間連続して歩くと泣き止むだけでなく、約半数の赤ちゃんが寝付くといいます。

赤ちゃんの背中にスイッチがある?

やっと泣き止んでウトウトした赤ちゃんをベッドに寝かせようとすると、急に起きてしまった……。
ママやパパはそんな経験を多くされているのでは?
俗に「赤ちゃんの背中にはセンサーやスイッチがある」と言われているのはこれが理由ですね。

赤ちゃんが目覚めやすいのは、親から身体が離れるタイミングなのだそうです。
眠っている赤ちゃんは、親が抱っこ歩きするときに方向を変える、赤ちゃんに添えた手の位置を変える、ベッドに寝ている赤ちゃんに触れるのを察知して、心拍が早くなることがわかりました。

起こさずに寝かせるには?

平均5分~8分間座ってしっかりと赤ちゃんを眠らせます。
寝付いたばかりは赤ちゃんの眠りがまだ浅いため、眠りが深くなるのを待ってから寝かせましょう。

寝付かない場合は?

10分間歩いてみても赤ちゃんが泣き止まない場合、赤ちゃんの体調が悪い可能性があります。
いつもと違う点はないか、赤ちゃんをよく観察しましょう。
中耳炎や発熱など、体調が悪いかもしれません。

まとめ

泣いている赤ちゃんを泣き止ませるには……

  1. 抱っこして5分間連続して歩く。
  2. 座って5分から8分間待ち、赤ちゃんの眠りが深くなるのを待つ。
  3. ベッドに寝かせる

以上の手順がいいという研究結果。

動画


テキストファイル(PDF/1.2MB)
理化学研究所プレスリリース

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