『鼻からスイカは出せません』第三話「実家にいつ報告する?安定期っていつ?」
1.『鼻からスイカは出せません』第三話「実家にいつ報告する?安定期っていつ?」 |
2.いつから安定期? |
3.安定期に入るまで(妊娠1ヶ月~4ヶ月ごろ) |
3-1.里帰り出産するかどうか・産院・出産方法を決める |
3-2.育児休業給付金、出産育児一時金、出産育児付加金の確認 |
3-3.パパの予防接種 |
『鼻からスイカは出せません』第三話「実家にいつ報告する?安定期っていつ?」
【前回までのあらすじ】
産婦人科の診察をうけて、妊娠2ヶ月という結果が出た栄子さん。
市役所に妊娠届を出して、母子手帳をもらいました。
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「親に伝えるのって、いつがいい?」
「安定期に入ってから伝えるものかな?
体調のこと心配してるだろうし、お姉ちゃんのおかげで妊娠がわかったから伝えたいけど……」
でもお姉さんに伝えれば、きっと栄子さんの両親にも伝わります。
栄子さんの両親に話すのに、旦那さんの両親に話さないのも、バランスが悪い気がします。
特に、栄子さんのお姑さんやお舅さんにとっては待望の初孫です。
「お姉ちゃんには悪いけど、やっぱり安定期に入ってから話すよ」
「会社には早めに話しておいた方がいいよ。ところで安定期っていつなんだろ?」
「えーと、妊娠5ヶ月ごろだって」
栄子さんは今妊娠2ヶ月ですから、あと3ヶ月です。
出産予定日は7月16日で、まだまだ先のように思えます。
「重い荷物とか持っちゃいけないんでしょ? 買い物はオレがする」
「ありがとう。でも運動しなさすぎるのもよくないってお姉ちゃんが言ってた。
軽めのウォーキングとかスイミングは大丈夫だって」
「えー。つわりもあるし、運動とかできないんじゃ? って思ってた」
「入院する人もいるっていうよね。いつまで続くんだろう?」
>>次回につづく
いつから安定期?
ママのお腹で胎盤が完成する妊娠5ヶ月ごろを、一般的に安定期といいます。
胎盤ができることで流産が減る時期なので、安定期というようです。
しかし医学的な用語ではないので、使わない病院もあります。
妊娠期間は大きく3つに分けることができます。
- 妊娠初期(妊娠1ヶ月~4ヶ月ごろ)
- 妊娠中期(妊娠5ヶ月~7か月ごろ)
- 妊娠後期(妊娠8ヶ月以降)
病院ではこちらの呼び方を使うことが多いようです。
安定期に入るまで(妊娠1ヶ月~4ヶ月ごろ)
安定期に入るのは妊娠5ヶ月以降ですが、それまでの妊娠初期に気を付けたいことは、いったいどんなことでしょうか。
妊娠初期は母体で赤ちゃんができあがっていく時期です。
できるなら妊娠前から禁酒・禁煙をして、葉酸を摂取することがいいとされていますが、それ以外にもできることはあるでしょうか。
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里帰り出産するかどうか・産院・出産方法を決める
里帰り出産をするかどうかも含めて、どの産院で赤ちゃんを産むか決める必要があります。
出産方法についても産院で聞かれますので、決めておきましょう。
- 自然分娩
- 和痛分娩
- 計画分娩
- 帝王切開
- 無痛分娩
出産方法は大きく分けると上の5つです。
方法を決めていても、ママの体調によって、緊急で帝王切開になることもあります。
それぞれ費用や入院期間が異なります。
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育児休業給付金、出産育児一時金、出産育児付加金の確認
育児休業給付金は、育児休業する場合に受け取ることができる給付金で、雇用保険から支払われるものです。
出産育児一時金は、健康保険制度に加入していると受け取ることができるもので、健康保険から支払われます。
出産育児付加金は、出産育児一時金に上乗せされるもので、所属している健康保険組合によって違います。
パパの予防接種
できれば妊活中に済ませておきたいのが予防接種です。
ママの健康に気を付ければいいのでは? と思われるかもしれません。
しかしパパが感染力の強い病気にかかることで、赤ちゃんにまで危険が及ぶ可能性があります。
特に身近なのが、風疹です。
妊娠中に風疹に感染することで、赤ちゃんが「先天性風疹症候群」になる可能性があります。
視覚や聴覚、心臓などに影響が出ます。
過去に風疹に感染した、予防接種を打ったなどで風疹の抗体はできます。
しかし男性が風疹の抗体をもっていないケースは、意外と多いようです。
これは風疹の予防接種が女性限定だった時期があるためと言われています。
妊娠中、ママは風疹の予防接種が打てません。
風疹、麻疹、MRなどのワクチンは、接種から2ヶ月の避妊が必要です。
ママの妊娠中でもパパの予防接種は問題ありませんので、家族を守るためにも風疹の予防接種を早めに受けることをおすすめします。