前回「妊娠がわかったとき~出産までに何をしたらいいの?(1)」という記事で、妊娠3ヶ月頃までにしておきたいことをご紹介しました。
その続きとして、今回は妊娠5ヶ月頃までにしておきたいことを書きます。
市区町村によって違いがあるので東京都町田市での例をお話しますが、他の地域でも大まかな流れは同じです。
1.妊娠4ヶ月頃までにしておきたいこと |
1-1.国民年金保険料の支払い免除申請 |
1-1-1.免除って言うけど……後で払わなくちゃいけないんじゃ? |
2.妊娠5ヶ月頃までにしておきたいこと |
2-1.妊婦歯科口腔健康診査 |
2-2.各種教室 |
2-2-1.母親学級・両親学級 |
2-2-2.妊婦料理教室 |
3.妊娠8ヶ月頃までにしておきたいこと |
3-1.お母さんが使うもの |
3-2.赤ちゃんが使うもの |
3-2-1.レンタルする場合は? |
妊娠4ヶ月頃までにしておきたいこと
国民年金保険料の支払い免除申請
2019年4月1日から、妊婦の国民年金を免除するという制度ができています。
申請すると、出産予定月の前月から4ヶ月間、保険料の支払いが免除されます。
双子など多胎の場合は、3ヶ月前から6カ月間の免除となります。
(参考URL:日本年金機構 国民年金保険料の産前産後期間の免除制度)
・厚生年金に加入していないこと
・国民年金を払っていること
・妊娠していること
以上の条件をクリアしていれば、対象になります。
自動的に免除になるというわけではありませんので、市区町村の国民年金担当窓口に申請をしましょう。
出産予定日の6ヶ月前から申請できます。
免除って言うけど……後で払わなくちゃいけないんじゃ?
この期間は保険料を納めたものとして、年金受給額に反映されます。
後から払う必要はありません。
年金受給額を増やすため、追加で払う付加保険料を納めることもできます。
このときも基本の保険料は免除されます。
妊娠5ヶ月頃までにしておきたいこと
妊婦歯科口腔健康診査
東京都町田市で配布している無料クーポンで受診できます。
出産すると、しばらくはお母さんの歯の治療が難しくなります。
時間が確保できない、お子さんの面倒を見てくれる人がいない、授乳のために薬が飲めない……などの理由です。
つわりなどで歯に影響が出てしまうこともあるため、妊娠中に診てもらいましょう。
各種教室
新型コロナウイルス対策のため、中止になることがあります。
まちだ子育てサイトなどでスケジュールの確認をしましょう。
母親学級・両親学級
プレママ・パパクラスとも呼ばれます。
妊娠16週から35週までの妊婦さんと、その夫が参加できます。
経産婦も参加できますが、上のお子さんの参加はできません。
健康福祉会館で行われており、AコースとBコースがあります。
●Aコース(奇数月各1回金曜日午後1時30分から午後3時)
1日目 妊娠中の過ごし方(助産師)、歯の衛生(歯科衛生士)、栄養と食生活(栄養士)
2日目 分娩経過とリラックス法、産後のライフスタイル(助産師)
●Bコース(毎月1回土曜日[二部制]・第1部:午前10時から11時 ・第2部:午前11時から正午)
沐浴実習、妊婦体験、新生児の保育(保健師・助産師)
特にBコースは妊婦体験や、沐浴実習、新生児のおむつ替え、赤ちゃんの着替えを体験するので、
ご夫婦での参加をオススメします。
妊娠中・出産・育児に夫婦で協力するための講座です。
【申込方法】
イベントダイヤル:042-724-5656(年中無休、午前7時~午後7時)
WEBでの申し込みはこちら
(イベントコード欄に、Aコースなら「200303M」、Bコースなら「200303N」と入力してください)
東京都町田市ではオンラインでの講習会もしています。
東京都助産師会Youtube
妊婦料理教室
調理実習を通して、妊娠中の食生活や栄養について学ぶ妊婦料理教室です。
・必要な栄養素をとる
・体重コントロールをする
・減塩
・離乳食作りへの応用
などを学べます。
残念ながら、現在では開催されていません。
場所は健康福祉会館1階で、偶数月は魚メニュー、奇数月は肉メニューを作ります。
●持ち物
母子手帳、筆記用具、エプロン、三角巾(バンダナなど)、参加費(食材料費)500円
【申込方法】
イベントダイヤル:042-724-5656(年中無休、午前7時~午後7時)
WEBでの申し込みはこちら
(イベントコード欄に「190319P」と入力してください)
食事や体重管理については、こちらでもまとめています。
[kanren postid=”2375″]
[kanren postid=”2379″]
[kanren postid=”2371″]
妊娠8ヶ月頃までにしておきたいこと
出産や入院で使うものを用意しましょう。
初産かどうか、産前産後の様子でも変わりますが、入院期間は約1週間ほどです。
お母さんが使うもの
・産褥ショーツ
・産褥パッド
・授乳用ブラジャー
・授乳パッド
・パジャマ(授乳口つきだとより便利です)
・清浄綿
・スリッパ
赤ちゃんが使うもの
・哺乳瓶セット
・ガーゼハンカチ
・肌着
・お尻ふき
・おむつ
・赤ちゃんの服
レンタルする場合は?
赤ちゃんとの生活に必要なものを用意するとき、レンタルはとても便利です。
退院時に車に乗るのであればベビーシート(チャイルドシート)が必要ですし、赤ちゃんのベッドや布団なども必要になります。
レンタルを利用する場合、人気商品で希望日に届かないこともありますので、前もって予約しておくのがいいでしょう。
入院前にしておきたいこと
販売されている赤ちゃんの肌着やガーゼハンカチには、型崩れ防止のために
洗濯糊がついていることがあります。
使う前に一度、水通ししておきましょう。
妊娠中はつわりや貧血などもあって大変ですが、ご夫婦やご実家とも協力して、赤ちゃんを迎える準備をしましょう。
小さな肌着などを準備していると、出産の実感もわいてきます。